風はどうやってできるの? 知識ファイル
風は大気の水平方向の流れです。太陽が地表を温め、温度むらが気圧差を生み、空気は高気圧から低気圧へ流れます。地球の自転が風を偏向させ、海陸の違いが海陸風やモンスーンを育てます。
早わかり
- 風の正体
- 空気の水平流動
- エネルギー源
- 太陽放射
- 偏向の法則
- 北半球は右・南半球は左
- モンスーンの規模
- 季節スケール
重要な知識
温度むらが風の源
陸は水より早く温まり冷え、赤道と両極の受ける熱も異なります。温度差が気圧差を生み、高気圧から低気圧へ流れる空気が風になります。
コリオリが風を曲げる
地球の自転は北半球の風を右へ、南半球の風を左へ曲げます。風が強く緯度が高いほど曲がりは大きく、大規模な風は決してまっすぐ吹きません。
海陸風とモンスーンは同じ仕組み
昼は海風が海から陸へ吹き、夜は陸風に変わります。同じ海陸の寒暖差を季節のスケールに拡大したものが、何十億人もの暮らしを左右するモンスーンです。
理解の手がかり
- 段階1加熱と上昇
日差しで陸が速く温まり、暖かい空気は膨張して上昇し、地表に低気圧ができます。
- 段階2気圧差が風を駆動
高気圧と低気圧が対峙し、空気は高気圧から低気圧へ流れ、その水平流が風になります。
- 段階3偏向と循環
コリオリ効果が風を曲げ、海陸の寒暖の交代が海陸風とモンスーンを生みます。
観察ポイント
- 観察気流の矢印の向きに注目
空気は常に海上の冷たい高気圧から陸上の暖かい低気圧へ吹き、昼と夜で向きが逆になります。
- 観察進路の曲がりに注目
第6段階では気流の矢印が次第に片側へ曲がります。長距離で積み上がるコリオリ偏向の効果です。
- 考察なぜ完全な凪はないのか
地表の加熱が不均一であるかぎり気圧差は存在し、空気は動き続けます。風は地球が熱を再配分する仕組みです。
